改めて、手紙LARPとは?(2)

● 手紙LARPの基本情報

[プレイ場所]:郵便ポストや郵便局の場所を把握しているのであれば、どこからでも「本作」へ自由に参加することができます。できれば紅茶や珈琲などが飲め、リラックスして手紙が書ける場所をオススメします。

[参加条件]:どなたでも“手紙を書きたい”と思って申し込めば、そのまま参加確定となります。ですが、オーガナイザー(GM)やスタッフにはゲームに対して消極的・暴力的・他の参加者に脅威を与える参加者の資格を取り消す権利があります。

[ゲーム期間]:本来の手紙LARPは6ヶ月〜1年を通して遊ぶ作品が主流ですが、テストプレイに関しては、およそ3ヶ月を予定しています。

[手紙LARPで遊ぶ意味]:手紙LARPは、参加者がキャラクターとなって手紙を書き、手紙を媒体としてLARPをプレイする遊びです。そして、あなたが秘蔵しているインクやシール、そしてワックスをお披露目する絶好の機会でもあります。コマンドや小説を書くわけではなく、コンテンツや参加者たちが創り上げた世界観・設定を踏襲してその人物(キャラクター)になって手紙を描き、ポストに投函することでキャラクターとしてのやり取りを行い続けます。日常生活に何らかのスパイスと娯楽を加える素晴らしい方法にもなり得ます。美しかったりワクワクするような手書きの手紙を見つけるためにあなたが郵便受けを開くという素晴らしい感覚は、もっと多くの人たちが経験する機会を持つべきだと私たちは考えています。

● 手紙LARPの遊び方

1.時間軸や世界観 >> 記号付きリストオーガナイザー(GM)から、作品の時間軸や世界観、テーマやガイドラインが提供されます。ときには参加者同士で世界観を1から作り上げることもあります。

2.キャラクターの用意 >> 参加者はルールに従って自分のキャラクターを作成をするか、オーガナイザー(GM)からキャラクターが提供されます。キャラクターを作成するとき、何らかの理由を秘めさせることを忘れないでください。喫茶店の片隅に座る神秘的な人物を演じることは、手紙の上ではかなり難しいでしょう。

3.文通グループの結成 >> 全員のキャラクターが提出されたら、グループ分けがされます(だいたい1グループが4人〜6人です)。その中でキャラクター同士の関係性が結ばれ、連絡先が交換されます。キャラクター同士の関係性はあなたたちは古い友人ですか? ライバル? 同僚? それとも家族? はじめて会ったばかりの人?

4.手紙の書き始め >> オーガナイザー(GM)が決めた日に、交換された連絡先へ手紙を書き始めると手紙LARPの物語は始まります。一番最初に“誰が誰に宛てて手紙を書くのか” というのはオーガナイザー(GM)と参加者全員で決めておく必要があります。これを忘れなければ、混乱せずにゲームを始めることができます。

5.手紙のやり取りをする >> ゲームが終了するまで手紙のやり取りを続けます。ゲームの終了時期はルールによって定められていて最初に参加者全員へ同意を求めますが、ゲームのジャンルやルールによっては途中参加をする参加も認められるため、期間が曖昧になることがあります。キャラクターは一定期間、もしくは完全にゲームから脱落することもありますが、その場合は残っているキャラクターで、最後までやり取りを続けます。(手紙LARPは、何年にもわたって好きなタイミングで参加・離脱可能なLARPを実行するポテンシャルを秘めています)

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