ゲームへの同意書って?

 5月末にTTRPG系のニュースを巡回していたら「World of Darkness用の“ゲームへの同意書”を公開した(https://wodnews.blog/2020/05/26/consent-in-der-welt-der-dunkelheit/)」
というのを見つけた。

 これは何かというと「卓参加者全員でゲームを楽しむために、シナリオに入れて良い話題、プレイヤーとして触れて欲しくない話題、どこまでの表現がOKなのか共通認識を持ちましょう」という……LARPで言えばワークショップかな? 私の卓だと『精神的安全性』という大層な題名で最初に話すアレ(おぃ

 この元ネタはMonte Cook Games(Numeneraの発行元)が2019年の9月に発行した「ゲームでの同意書(https://www.drivethrurpg.com/product/288535/Consent-in-Gaming)」を参考にしているという。私の狭い視野での観察でも、昨年の秋ぐらいにTTRPGでもX-cardだったりライン&ヴェールの記述が掲載されているルールを結構見かけることもあった。確か、TTRPGに導入しやすい安全性ツールというセットをリリースしていた人もいた気がする。こちらは残念ながらブックマークをつけ忘れてしまっていた。なるほど、ネタの震源地はこれだったのか。

 まぁ、あくまで個人的な意見なのでTLに“しっかりとした解説”が入ることをこっそり期待している(w

 LARP関連の調べる際によく目にしていたので、存在自体は知っていたけどTTRPGが取り入れてきたのは最初は驚きがあった。しかし、諸説はあるもののTTRPGはLARPの祖先であるし、大きく見れば同じRPGというカテゴリーなのでもとより導入しやすいはず。

 むしろ昨今のTwitterのタイムラインを流れるネガティブな話題を見ていると

「自卓内の暗黙の共通認識による善意的解決」←造語

 では解決が難しくなってきているのならシリアスを3回唱えるように、気軽に導入すべきなのかも? とは個人的に思う。

以下は超ざっくりな概要です。同意書の内容が気になった人は、是非とも原本を眺めてみよう。

ロールプレイングゲーム(TTRPGなど)では、実際の日常では扱いたくないようなことを探求・体験することがあったり、キャラクターとして普段の自分とは違う目線で物事へアプローチすることがあります。

ロールプレイングゲームを遊ぶということは“参加者全員が楽しむことを前提とした共有体験”なわけで、それを達成する一環として、ゲーム内容やジャンルの前提や“こういう風に遊びたい”という期待に同意しているかを確認したりもします。それは感情的な安全性を保てる距離感を認識するためです。

「ゲームへの同意書」というアイディアの核となるのは”同意”です。

RPGで同意の問題に対処する際に覚えておくべき重要なことをいくつか紹介します。

  • 自分にとって何が安全かは自分で決めること。
  • 自分自身の選択は他人が決めるものではない。
  • 同意書と称して納得できないアイデアを押し付けられても受け入れない。
  • あなたが納得できないアイディアに対して、相手に圧力をかけてはいけない。

これは強制ではありません。ゲーム中に新たな同意・確認内容が増えた(誰かがゲーム中に予想外に難しい何かを追加してくることだってあります)としても「No」ということは可能です。そして、「No」と言った理由を詮索してはいけません。「No」という回答が問題ではなく、『楽しいセッションを一緒にしたくない』思わせた(思った)方が問題です。

同意書の項目は卓内で話し合い、柔軟に対応していきましょう。

などなど……。

様々な事例紹介、チェックリスト内容、チェックリストの利用方法、ゲーム前・ゲーム後のケア、安全性を確立する方法の紹介、同意書と一緒に組み合わせてほしい安全性ツールの紹介、が13ページの中にまとめられています。

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